

最新号
25年7月号
価格改定のお願い
店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。
先月も皆様から沢山のおハガキを頂戴いたしました。本当にありがとうございます。
その中で、5月にお届けした「イカチリソース」について、「イカの身が柔らかく美味しかった」旨のおハガキを何通かいただきました。このイカは、大型の「ムラサキイカ」という種類で、以前は三陸や北海道で沢山水揚げされていましたが、10数年前から水揚げが激減したため、同魚種のチリ産のイカに切り替えていました。
しかし三陸・北海道産のイカに比べると肉質がやや堅いのが難点で、添加物を使わずに様々な工夫を重ねてきましたがある程度の堅さを感じていました。今回、久しぶりに三陸・北海道海域でこのイカの水揚げがあったので、早速商品化した次第です。少々原料価格がアップしましたが、我々も試作段階でソフトに仕上がる事を実感していただけに、今回のお葉書はとても嬉しく感じました。
また、6月にお届けした「ホタテ潮煮」についても、「あっさりとした素材の美味しさ」等、好評を頂きました。しかし、残念ながら昨年からの海水温上昇が原因か養殖ホタテが大量死し今年は生産量が減少する見込みです。
さて、昨年秋からの米価の急上昇、諸物価の値上がりが続いている中、大変心苦しいのですが、「海のごちそう頒布会」の商品と送料について改定をお願いしなければなりません。10月分のお届けより、8食セット、16食セットともに1食あたり約19円ほど(送料別)の改定をお願い申し上げます。詳しくは来月同梱する別紙をご覧ください。
大きな理由は、原料魚の漁獲量の減少と価格の上昇です。皆様に、ふだんの食卓でお魚料理を気軽に食べていただきたいとの気持ちから、美味しく手ごろな値段でお届けできるよう、ぎりぎりまで努力してきました。しかし原料魚の漁獲量の減少と価格高騰の傾向は、残念ながら私たちの工夫の限界を超えてしまいました。
私たちは、三陸・北海道産の魚に加え、九州地区のアジやサバ、海外産ですがサワラ、赤魚、オキメダイなどなどの高品質の海外原料も活用し、さらに美味しいお魚料理をお届けできるよう従業員一同で頑張っていきます。ご理解のほどお願い申し上げます。