最新号
25年12月号
年の瀬によせて
店主の小野です。「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただき、ありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。
今年も残すところあとわずかとなりました。皆様、お正月の準備やお掃除など何かとお忙しい日々をお過ごしのことと存じます。私も週末に書籍や雑誌の整理に取り組んでいるのですが、久しぶりに手にした本に見入ってしまい中々片付かない日々を送っています・・・。
今年も「海のごちそう頒布会」をご利用いただき、誠にありがとうございました。また、多くの皆様から毎月沢山のお葉書をいただきました。お届けした商品に関するご感想やご意見、新たなメニューに関するご要望などなど。
毎月、いただいたお葉書をカテゴリー別に区分けし、社内で意見交換を重ねながら、業務の改善や商品の開発のヒントにしてきました。改めて御礼を申し上げます。
さて、この時期になると三陸の秋・冬漁も終盤となりますので、現段階での状況をご報告いたします。北海道のサンマ漁がスタートした9月初め頃は、久しぶりに大型のサンマ水揚げが続き、我々も期待をかけていたのですが、その後サイズもここ数年並みに小型化していきました。ただ、水揚げ数量的には過去2年より少し上回りましたので、主要な魚種として様々なメニューに活用できるかと思います。来年はさらにサイズが大きくなり、水揚げも増えることに期待です。
一方、残念なのは「秋サケ」です。全国で一番水揚げが多い北海道を含め、昨年を下回る見込みとなっています。サケは海水温度の影響が大きい魚種なのが影響しているようです。やはり、三陸でも生産量が増えている養殖のサケも併用していかざるを得ないようです。
年が明けると、白身魚のマダラの水揚の時期、そして三陸に加えて日本海側でもサバ漁が旬を迎えますが、せめて昨年並みの漁獲を願っているところです。
今シーズンの三陸の秋・冬漁は、V字回復とはいかない状況ですが、九州や西日本、そして鮮度・品質にこだわった海外原料も加えて、来年も美味しいお魚料理をお届けできるよう頑張っていきます。来年もよろしくお願い致します。



