おさかな生活

最新号

25年6月号

三陸 初夏のお魚メニュー

店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。
 
さて先月も触れたのですが、私が気になっているのはこの夏場の三陸の海水温です。過去2年間、これまで例がないほど三陸の海水温が大幅に上昇し、その上昇幅は過去の平均よりも6-10℃も高くなっていたとのことです。
海水温の上昇が魚にどのような影響を及ぼすかですが、以前専門家に聞いたことがあります。「海水温が上昇すると魚の代謝が活発になる。しかし、水温が高すぎると海水の酸素量が減少し酸欠状態になり、魚の活動が低下したり死んでしまうことがある」とのことでした。
実際、北海道に次いで水揚げが多かった岩手県沖の秋サケ漁は、2012~2014年頃 1万トンを越えていましたが、昨年は130トンと激減しました。また秋漁の不振だけでなく、夏場の水揚げも以前と大分変わってきました。漁獲が減少しているものもありますが、一方では、ここ数年じわじわと水揚げが増えているものもあります。今日は、三陸の夏場の漁業についてお伝えいたします。

三陸の春から初夏にかけて減少した魚介類で、我々が残念なのは「春鮭鱒」の激減です。鮭は、秋から冬にかけて生まれた川を目指して戻ってくる魚群とは別に、春から初夏にかけて、北海道、三陸で漁獲される「鮭」」や「鱒」を「春鮭鱒」と呼んでいます。元来、漁獲量は少ないものの秋鮭よりも脂肪が乗っていて、三陸の春から夏場にかけての「最高のごちそう魚」と賞されるものです。
秋サケは、脂肪分が少ないこともあり、塩で熟成させて旨みを引き出しますが、「春鮭鱒」は水揚後に軽く振り塩するだけで、「天国の味わい(私の孫娘のフレーズ(^-^;)」! こちらの地域の飲食店でも、皆さんが残念に思っている魚です。
一方で、水揚げが増えて魚の一つは「太刀魚」。太刀魚は、九州から四国で漁獲され、塩焼で食べることが多い魚です。そして「真鯛」。真鯛は、ご存じのようにお刺身から塩焼、煮魚まで、とても美味しい魚です。両魚種とも、漁獲量が増えることを願っています。

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