最新号
26年5月号
「秋サケ」から「サーモン」の時代へ
店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせいただければ幸いです。
今年は、2,3月頃まで全国的に寒い日々が多く、日本海側の北部ではこれまで経験したことがないほど積雪のニュースが流れていました。かと思えば、3月になったら暖かい日も増え、全国的に桜の開花が早かったようですが、この先はどのような天候になるのでしょうか? 海水温度の上昇に不安を感じる身としては、早期の真夏日は来ないで欲しいと願う今日この頃です(^-^; 皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
さて、今日は三陸でこの時期旬を迎える魚介類に、新たな魚種が加わったという話をさせていただきます。それは「サーモン」。
「鮭」の旬は、もちろん秋から冬場にかけてですので「秋サケ」ではありません。ただ鮭類に詳しい方でしたら「トキシラズの水揚げが回復?」と思われたかもしれませんが、そうではありません。「トキシラズ」というのは秋サケと同じ魚種ですが、北上せずこの時期に獲れる「鮭」で、全身に脂がのって美味しいのですが、残念ながら今は幻の魚です。
この時期に水揚げが増えているのは「養殖サーモン」です。水揚げの時期は、5~6月なのでこれからがピークになります。ただ、「養殖サーモン」は生け簀で育てるので、岩手県内での水揚げ数量は、ほぼ見えているとのことです。岩手県各地の漁協でテスト生産を開始したのが2019年でした。その後、徐々に増加し、昨年は約3,000トン、今年は4,000トンを目指しているとのことです。
その一方で、1900年代には水揚げが7万トンだった岩手の秋サケ漁は、10年前には1万トン、その後も減少を続け昨年は120トンレベルでした。原因は一つではないものの、稚魚の段階で放流された鮭が、高い海水温度に耐えられないのが主要因とのことです。
当社としては、可能な限り「秋サケ」原料のメニューも続けるつもりですが、同時に「サーモン」のメニュー開発にも力を入れ、美味しい「鮭・サーモン料理」をご提案していく所存です。



