店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせいただければ幸いです。

まもなく「東日本大震災から12年」になります。普段はあまり意識をしないのですが、毎年この時期になると、いろいろな事が脳裏に浮かんできます。

私が住んでいる釜石を含め、岩手県から宮城県沿岸にかけての被災地域は、土地の大規模な嵩上げ工事に時間がかかったこともあり、内陸部へ移住した人も少なくなく人口減少が続いています。
また、沿岸住民の安全対策のために、震災前の2倍以上の高さの防潮堤が沿岸各地に設置されました。住民の安全を考えると仕方ないところでしょうが、車で走っていても、美しい三陸の海岸線が見えない場所が増えたのは少々残念ではあります。

一方で、震災発生時に一部開通していた沿岸縦貫道が一般道より山側にあったため被害がなく評価されたことから、八戸(青森県)から岩手県の沿岸、そして仙台(宮城県)までを無料で結ぶ三陸の復興道路が計画され、昨年ようやく全線開通致しました。その結果、地域東北3県の移動時間が短縮、東北がぐっと近くなりました。

話は変わりますが、震災の少し前に地元の経営者仲間達と愛知県知多半島からほど近い日間賀島を訪問したことがありました。ここは、漁業者、観光業者の方々が智恵を出し合って観光客を増やし、それが島を出て行った若者達のUターンの要因にもなっていると聞いたからです。
現地でお聞きしたのですが、以前は他県にそのまま出荷していた鮮魚やタコを日間賀島ならではの料理に工夫したり、漁業権のある海岸を子供達の遊び場に解放したりしている事が観光客増に結びついているとのことでした。

とても素晴らしい取組だと思いました。我々はどんなことから着手すれば・・・ そんな中での東日本大震災でした。今ふり返るとついこの間のことのようにも思えます。

三陸は、水揚量が減少していますが美味しい海産物が沢山あります。まずは、我々で智恵を出し合い、三陸の海産物の美味しさを少しでも多くの方々に知っていただけるよう頑張っていきます。